やっぱ、やってみたもん勝ち
Mwabombeni? (働いている人への"How are you?" ≒ 仕事どう?)
こんにちは、Mwenyaです!
2020年、新しい年が明けましたね✨
今日は、前回少し触れた新プロジェクト
Make Your Project
第2回ミーティングがありました!
このプロジェクトは、その名の通り
「ゼロから最後まで、住民自身がつくる」
プロジェクトです。
初回ミーティングの集合写真
なぜこのプロジェクトを始めたのか?というと。
以前から書いてきたように、
援助漬けにより受け身になってしまっているコミュニティボランティアに疑問を感じ、
・一人一人の本来持つ力を引き出したい!
・自分達で問題を解決していく方法を身に付けてほしい!
・一過性ではなく、彼らがずっと続けていける(続けていきたい)ものを実現したい!
と思っていました。
そこで以前は、全地域から集まるコミュニティボランティアのミーティングの中で、
KJ法やPCMなどのプロジェクトの思考法を紹介し、皆と保健課題について話し合うという活動をやっていました。
しかし、このミーティングでは参加者が30人前後ということもあり、
1つ1つの意見を掘り下げにくい上、
各メンバーからの反応が見えにくい。
私の目指す「コミュニティボランティアのエンパワメント」には繋がっていない状況でした。
そこで今回このプロジェクトでは、
1つのモデル地域を設定。
思いきって5人のコミュニティボランティアに絞って人材育成を行うことにしました。
さらに今回は、
主役は5人のコミュニティボランティア。
彼らがリーダーであり、私はあくまでサポーター。
アドバイスを求められない限り、モノはもちろん口も出さない。
というスタンスを頑なに守ることにしました。
もはや、私はなんのためにいるんだって疑われそうな気もしたけど(笑)
いいんです。もう彼らのやりたいことしか、やらない。
やってみたいけど一歩踏み出すきっかけがない…ということが、
私という陰のサポーターによってほんのちょっと背中を押されて、
気付いたらなんか自分でできちゃってる。
「あれ、自分、結構すごいじゃん!」
って驚くみたいな、
そんな姿を実現したいなぁと思っていました。
そして12月、第1回目のミーティング。
モデル地域の住民と「地域で一番解決したい保健課題」を話し合い、プロジェクトのテーマ"Stop Straying Animals"が決定。
(好き勝手に放牧された家畜が原因でコレラなどの病気が蔓延するため、これを防ごう!というもの。もちろん住民発案)
さらにリーダー5人が立候補によって決まりました。
前回はここまでで終了し、
皆で日程を話し合い
2週間後である今日に第2回目のミーティングを設定して終了しました。
このときはまだ、どうなるかなぁ、うまくいくかなぁとドキドキしながらのミーティングでした。
そして迎えた第2回目の今日。
早速、嬉しい手応えがありました!
なんと先週、早速リーダーと村人達が
(恐らく既存の水衛生モニタリングのついでではあるけれど)村の家畜の様子を見て周り、放牧している村人に注意するところまでやっていたのです!
そして、注意したけどすぐに村人の行動が元に戻ってしまった、だから注意するだけじゃ駄目だという反省まで。
まだアクションプランも立てていなかったのにここまで自発的にやってくれているなんて…!
とても良い兆し。
彼らの中にあった「やってみたい」の芽を引き出せたのかなぁと嬉しくなりました。
そして今日は、ファシリテーター、書記もほとんどリーダー達に任せ、
私は時々つっこみ質問を投げかける軌道修正役に。
(私はサポーターですよ感を演出)
すると思っていたよりもずっとうまくやってくれ、
プロジェクトの最終目標、
具体的なアクション、
いつまでに誰がやるかを決定することができました。
ファシリテーターの彼が、とても活躍してくれました!
途中、「目標をいつまでに達成できそうか」と皆に投げかけた時に
リーダーの1人から私にアドバイスを求められましたが、
依存心からではなく「Mwenyaの意見を聞かせてほしい」というスタンスで聞いてくれたのでとても嬉しかった!
(質問については、家畜を持つ村人の人数から逆算したスケジュールの立て方をアドバイスしました。)
反省点としては、
・リーダー5人とだけのリーダーミーティングをやるつもりがうまく伝わっておらず、村人含め12人との村ミーティングになってしまった(笑)
いや、良い写真なんだけどね??(ちなみにあと3人いる)
・前回ついてきてくれたカウンターパートが休暇中で今回参加ならず。今後カウンターパートをきちんと巻き込めるか不安
・誰かから1つの意見が出ると、その意見に対する反対やその他の意見が出にくい。意見を出す人が決まっていて、ただ賛成するだけの村人がいた。様子を見ながら、場合によっては付箋を使った「全員意見まとめ型」の話し合い手法も活用したい
・議論が脱線しがち。「目標」を話し合っている時に「具体的なアクション」について意見したりとか、皆好き勝手に発言する傾向がある。まだまだまとめ役のファシリテーターへのサポートは必要そう
…等がありました。
恐らくザンビアの皆は思いついたことを発言する能力はあるのだけれど、
1つの意見を深めたり発展させたり、
誰かの意見と合わせてまとめたりする経験が少ないのかなぁという印象を受けました。
まだまだ、練習の余地ありです👓
でもとりあえず、手応えが感じられて嬉しい!
手探りでもやってみて本当に良かった!!
何事も行動してみたもん勝ちですね。
これからも月一回ペースでこのプロジェクトを進めていく予定です。
頑張るぞー!!
帰り道通り雨でびしょ濡れになりながらバイクを走らせた青春真っ只中みたいなMwenyaより(笑)