のんびりまったりザンビア日記

青年海外協力隊 / ザンビア / アフリカ / コミュニティ開発 / 保健医療 / 村でのくらし。

つぶやき

ザンビアという異国に暮らしていると、日本にいる時よりも自分という存在が浮き彫りになって

どんどん自分のことが分かってくる。

 

あぁ、私ってこんな時にイライラするんだなぁとか

こういう所で潔癖が出るんだなぁとか

こういう生活のリズムが心地良いんだなぁとか

こんな時間感覚が自分にとって自然なんだなぁとか

こういうことをすると気分が晴れるんだなぁとか

定期的にこういう時間が必要なんだなぁとか

こういう人と波長が合うなぁとか

こういう人達といると落ち着くなぁとか。

 

自分がどんなものが好きで、どんなものが嫌いか

どんなことが心地良くて、どんなことに不快感を感じるか

どんな人と会った時に、どんな反応を心が示すのか

どんなことが大事で、何だったら譲れるのか。

 

異国ということに相まって、時間がたっぷりあるから

 

自分と好きなだけ向き合える。

自分をじっくり見つめられる。

 

きっと、せわしない日本の日常なら気付けなかった自分の感覚。

 

 

でも本当は、たとえ日本にいる時でも

 

自分の好き、嫌い

心地良い、心地良くないは

 

「大人だから」「場の空気を乱したくないから」という理由で心の奥に引っ込めたり、心が感じないように麻痺させたりせずに

 

しっかり自分の感情として自分が受け止めてあげる必要があるんだと思う。

 

殺し続けた感情や感覚は

いつか身体の奥に奥に押し込められて本当に見えなくなって

やがて「自分」というものが分からなくなる日がくる

 

だから、自分の中に出てきた感情は、

例え前向きなものでなかったとしても

誰よりも自分が、自分の感情を認めてあげる。

自分はこう感じてるんだねって、分かってあげる。

 

そしてしっかりと感情を認めてあげた上で、

その状況が良くなるように何か行動しても良いし、

あえて空気を読んで何も言わない選択をするでも良いし、

そこから逃げたって良い。

 

でも、自分の感情を、一番認めてあげなきゃいけないはずの自分自身で押し殺すことは

絶対にしちゃいけないんだと思う。

 

自分の意思や、自分の感情が分からなくなっている人

きっと日本には多いと思う。

多少なりとも日本社会に触れてきた経験から、あの社会にいればそうなるのも無理もないと分かる。

 

だからこそ、日本に帰ったら

自分を見失いそうになっている人

本当は自分を諦めたくない人を

暗い海から引っ張り出してあげるような

そんな仕事がしたいなぁと思う。

 


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