おいでよザンビア
Mwabomba shani? (働いている人への"How are you?" ≒ 仕事どう?)
この前、日本に住んでいる友達に「ザンビア来てよ!」と言ってみました。
すると友達
「冗談面白すぎ!もーやめてよ~!」
と爆笑。
私としては、かなり
「えっっ!!」な反応でした。
(めちゃくちゃ本気で誘っていた)
確かに、私もザンビアに来る前は、アフリカは旅先としてかなりハードルが高いイメージがありました。
大学生の頃、西アフリカのブルキナファソに旅行しようと計画を立てた時は、新宿の超大型病院にわざわざ足を運んで何本も予防注射を打ち、1万円もするマラリアの予防薬を購入して、ブルキナファソについてネットで調べまくって準備したものです。
(残念ながらこの旅行は出発2週間前に西アフリカでエボラが流行り、親に止められ断念)
イメージとしても、水道がなくてトイレはぼっとんで電気がある場所は限られ、近代的なモノは全然揃わないサバイバル生活…というのがアフリカでした。
観光というよりもウルルン滞在記しに行きたい感じ。(笑)
ところがどっこい。
実際アフリカ、ザンビアに来てみたら
なんとまあ随分環境が整っていて綺麗で、素敵なところじゃないですか。
隊員が行くようなよっぽど奥地じゃなければ、大抵のところでは水道や電気、携帯の電波に苦労しないのはもちろん、トイレは水洗だし水シャワーもある。
首都やある程度の都市であれば大きな外資系スーパーや中華系スーパーがあって、日本独自のものを除けば生活に必要なものはほとんど全て揃う。
外食もザンビアらしい地元の食堂からステーキ、海鮮、カフェ、イタリアン、中華料理、韓国料理、インド料理、タイ料理、エチオピア料理、一部のお店ではお寿司まで、バラエティ豊かに楽しめる。
そして先日、ケニアとタンザニアから同期隊員が来るというので、
世界3大瀑布の1つ「ヴィクトリアの滝」を目玉にしたザンビア最大の観光都市、リビングストンに行ってきました。
すばらしきかなリビングストン
ただでさえザンビアが近代的だったことに驚いていた私でしたが、リビングストンに来てさらにびっくり仰天。
ザンビアの田舎の村からは想像もできないほど洗練されていて、お洒落なお店だらけ、外国人も沢山、ザンビア人の英語も綺麗で、他の国に引けをとらない観光地のように思えました。
そんなリビングストンのおすすめポイントを紹介します。
①動物が沢山見れる!
まず驚くのが、どこにいても野生の動物!
こんな風に、舗装された道路の脇を普通に象が歩いていたり
スーパーの屋根やトラックの上など、至るところに普通にサルがいたりします。
さらに、少しお金を出して「ライオンウォーク」というアクティビティを申し込めば、ライオンと触れあうこともできちゃいます。
猫みたいに撫でたり、一緒にお散歩したり
至近距離で写真を撮ることも!
インスタ映え間違いなし。
もちろん、飼い慣らされたライオンなのでおとなしく、安心して触れ合えます。
わざわざ動物園やサファリに行かずとも、そのへんを歩くだけで手軽に動物と出会える場所はなかなかないのでは。
②優雅なジャングルクルーズができる!
「サンセットクルーズ」というアクティビティに申し込めば、
こんな素敵な船に乗って
優しい生演奏を聞きながら(この日はなぜかグーチョキパーの歌だった笑)
軽食とワインやビールの飲み放題を楽しんで
時々リアルジャングルクルーズばりにカバやワニと出会いながら
ゆっくりと夕日が落ちていくのを眺められちゃいます。
ああ、なんて素敵なの…
優雅なまったりとした時間に、ロマンチックな気分になること間違いなし。
③やっぱりスゴイ!ヴィクトリアの滝
ザンビアが誇る世界3大瀑布ヴィクトリアの滝は、やっぱりすごかった!
ぎりぎりシーズンだったこともあり、ご覧の通りものすごい水量!
とにかく、勢いがすごい!
向こう岸はお隣の国ジンバブエ、もはや霧のようになってます!
もちろん水しぶきもすごいので、カメラが壊れないかドキドキしながらずぶぬれで連写!笑
さらになんと…
橋にかかるダブルレインボーまで見れちゃいました!
滝と虹のツーショットはお気に入りの一枚!
もし勇気のある方がいれば、橋からバンジージャンプもできちゃいます。笑
同期隊員は見事成功しました。
人がやってるのを見るとやりたくなってくる…
はい、ここに落ちます。
いつかやろう。いつか。笑
④神秘的!ルナレインボー
夜は今回の旅のメインと言っても過言ではない、ルナレインボーを見に行きました。
ルナレインボーとは、1年のうちで限られた季節、それも月に数日の満月の前後にだけ見ることのできる、夜の滝にかかる虹のことです。
条件が揃わず見られないこともある中…
こんなに綺麗に見ることができました!
滝の音が響く中で光る満月と星、そして闇の中にひっそりと現れる虹…
ああ、なんて神秘的なんでしょう。
うまくいけばルナレインボーとツーショットも撮れちゃいます。
良いカメラを持っていくことを強く、強くお勧めします。
⑤綺麗な宿に安く泊まれる!
ザンビアのロッジは、ドミトリールームであれば一泊$12(1200-1300円)程度のところも。
安いからってあなどるなかれ。
初日に泊まったfawlty towersという宿は…
共有スペースにこんな素敵空間が広がってるかと思えば
美しいプール付きの庭で優雅に朝食を食べることもできました。(そして美味しい)
さらに、私が泊まったときは人が少なかったので3人部屋を独り占めできました。笑
シャワールームや洗面台もものすごく綺麗。安定してお湯も出ます。
別日に泊まった同じ値段帯のjollyboys backpackersという宿も、よりアフリカっぽいインテリアの素敵空間でした。
プールもあります。
すぐそばにあるマッサージやさんも、日本の高級エステばりに綺麗で本格的でとってもオススメ。
この値段帯でここまで素敵な宿に泊まれるのは、他の観光地ではなかなかないのでは?と思います!
⑥美食の宝庫!
リビングストンは、首都ルサカに負けず劣らず美味しくて綺麗なレストラン&カフェの宝庫。
イタリアンも
多国籍料理も
お洒落カフェランチも
さらには新鮮な生牡蠣や
お寿司まで楽しめちゃいます。
さすがにお値段は少々張りますが、それでも日本で食べるよりは安いくらい。
ついでにここのジェラートは美味しすぎて、滞在中3回も食べちゃいました。
夜遅くまで営業してるのもニクイところ。笑
素敵空間で美味しいご飯を食べていると、時々ヨーロッパかどこかかと錯覚してしまいます。
⑦人良し、気候良し、治安良し!
そしてなんといっても、ザンビアの3大魅力ポイントである「人・気候・治安」の良さはリビングストンでも健在!
親切でフレンドリーなザンビア人に助けられながら、乾期はほぼ晴れという最高の気候を満喫し、アフリカであってもそれほどスリなど犯罪の心配をせずに楽しめます。
不安な方は、私のような現役の協力隊員や隊員OBを味方につければさらに安心!笑
隊員さえいればツアーに申し込むよりずっと格安な旅行も実現できちゃいます。
結論、旅先としてアリです。
豊かな自然と動物に触れ合って冒険しながら、優雅にクルーズや美食に浸り、のんびりリゾート滞在を楽しめるリビングストン。
結論、旅先として十分にアリです。
ちなみに、もう少しアフリカを感じたい方はミニバスに乗って10分も行けば、ごちゃごちゃしたローカルマーケットにも遊びに行けちゃいます。
ザンビア人の田舎在住な私は、ザンビア人が綺麗な英語を話すのと自分が観光客扱いされるのが寂しくて、
リビングストン着いて早々無駄に現地語で挨拶しまくりながらローカルマーケットまで30分歩いたのは内緒。笑
日本の皆さん、ザンビアに来て観光地リビングストンを満喫するのはいかがですか?
一生の思い出とアフリカに行ったドヤ感が得られること間違いなし!
そしてついでに、素敵なド田舎を体験しに私の任地セント・アントニーにも遊びに来て下さい。笑